What is Naturopathy? ナチュロパシーを知る
マザーアースでは、からだと心の健康を自分の力でよりよく保ちたいあらゆる人のために、ナチュロパシーのカウンセリングを行っています。
ナチュロパシック・カウンセリングでは、個人向けの健康相談と、内容に対応したメディカル・ハーブ、ホリスティック栄養学そしてホメオパシーによるトリートメントアドヴァイスを行います。
ナチュロパシーとはどのような療法なのでしょうか?
ナチュロパシー療法とは、栄養学・メディカルハーブ・ホメオパシー・ボディーワーク・カウンセリングなど様々な自然療法を折衷的に用いて、個人の自然治癒力をホリスティックな視点からサポートすることにより、こころとからだをその人にとって最適な健康状態へ導く現代補完代替医療のひとつです。
基本的な考え方として、ナチュロパシーは予防医学の側面を強く持ち、個人の自然治癒力とクオリティーオヴライフ Quality Of Life (QOL) を高めていく事を重要視します。
ナチュロパシーの成り立ち
日本ではまだ新しいと思われるナチュロパシーですが、ルーツと基本原理は、ギリシャ医学を中心とした様々な伝統医学に遡ります。
ナチュロパシーは18、19世紀から徐々に西ヨーロッパで発展し、今世紀の始めにドイツ系アメリカ移民のナチュロパスである、ベネディクト・ルスト等によって「ナチュロパシー」という言葉が北米で定着するようになりました。
自然療法士・ナチュロパスとは?
ナチュロパシー療法によって、個人の健康改善・維持・増進の相談を行う人をナチュロパスといいます。ナチュロパスの登録を国が統括して行うか否かなど、資格の形態は各国様々です。
オーストラリアにおける通常のナチュロパス教育は、「基礎医学に加え最低3つの自然療法を習得し、所定時間内の臨床実習を含む合計約4年の専門養成機関を卒業し、ナチュロパスとしての免状 (ND) を与えられていること」がナチュロパスである基本条件になります。
ナチュロパスは、その個人にとって最適な自然療法をカスタマイズし、改善のプロセスをサポートしますが、これにはナチュロパシーの基本原則が反映されなくてはなりません。
また、「すべては関連し合い、繋がり合い、影響し合う」というホーリズムの観点から、適切な医療倫理を持ったプラクティスを行わなくてはなりません。
ナチュロパシーでよく扱うコンディションの例
- アレルギーや喘息
- 原因のはっきりしない湿疹や皮膚の異常
- リウマチなどによる骨格筋系の不調
- 慢性疲労
- 慢性の消化器系不調
- 自律神経の乱れ
- 月経やホルモンバランスの崩れ
- 更年期前後の体調不良
- 頭痛、偏頭痛
- ストレス、不安、集中力の低下
- 不眠
- 行動障害 など
ナチュロパシーの特徴
ナチュロパシーの特徴は療法が完全にホリスティックであること、そしてそのユニークさは複数の違った自然療法を平行利用するという折衷性にあります。
つまり、栄養学やホメオパシーそしてメディカルハーブなどの複数の自然療法を併せて使う、あるいは症例によって使い分けることにより、より柔軟で個人に適した自然療法を提案することが出来るのです。
押してだめなら引いてみるという言葉がありますが、例えば、引いてもだめならスライドさせてみる、さらには回転させてみるといった、治癒プロセスをサポートする上でそのナチュロパスが展開できる独創性/創造性の幅はナチュロパシーならではといえます。
また、ナチュロパシーの基本哲学は難解ではなく、わかりやすく普遍的で、様々な補完代替医療の現場やショップ/サロンコンセプトにも応用できる実際的な考えでもあります。
ナチュロパシーは、補完代替医療というカテゴリーを超えそのホリスティック性によって、環境問題・生態系の維持・維持可能な社会・フェアトレード・有機農業等様々な違った分野をも繋げて行くことが出来るのです。
ナチュロパシーの基本哲学
- まず第一に、患者に害を与えないこと First Do No Harm (Primum Non Nocere)
- 自然治癒力にまかせる The Healing Power of Nature (Vis Medicatrix Naturae)
- 症状の改善だけでなく、根底にある病の原因を治すこと Treat Underline Cause, Not Just the Symptoms (Tolle Causam)
- 病でなくそのひと全体を治療する Treat the Whole Person(Tolle Totum)
- 療法を施す者は教育者である The Physician is a Teacher(Docere)
- 予防第一 Prevention